ABL(動産・売掛金担保融資)

ABL(動産・売掛金担保融資)とは

ABLとは、企業が保有する「在庫」や「売掛債権」を金融機関へ担保提供することで資金調達をする新たな手法のことを指します。

日本の融資制度は、不動産担保、連帯保証人への依存度が高く、担保といえば、不動産あるいは連帯保証人を指しておりました。

しかし、企業のバランスシートを見ると、売掛債権や動産の占める割合が不動産を凌駕していることが少なくありません。

近年、動産・債権譲渡特例法の制定等により、不動産、連帯保証人以外の担保手法、動産・債権を含めた企業資産を資金調達に活用する方策として、ABL制度が注目を集めております。

 

ABL制度を活用するメリット

ABLは各企業、金融機関の双方にメリットがあります。

下記では企業側と金融機関側のそれぞれのメリットを紹介していきます。

企業(お客様)側のメリット

① 事業資産の有効活用
② 資金調達方法の多様化
③ 安定した運転資金の確保
④ 事業拡大に伴う成長資金の確保

企業側としては、上記などの効果が期待できます。

金融機関側のメリット

① 企業査定能力の向上

在庫や売掛債権を担保とするには、流動する資産を的確に評価する必要があるので、この担保手法を利用していく中で、企業の評価能力が養われます。

② 新たな顧客の開拓

不動産、資産を有する保証人を持っていないが、事業内容が優良な企業(ベンチャー企業)に対しても融資が可能となり、これまで融資できなかった企業を開拓することができます。

③ コンサルティング能力の向上

動産や売掛債権を含めた企業資産を資金調達に活用する方策を提示することにより、融資対象企業に対して最も適した資金調達方法を提示することができるようになります。

金融機関にとしては、バランスシートだけでは見えなかった実際の企業力を把握できることにより、上記などの効果が期待されます。

 

ABLによる融資が実行されるまでの流れ

融資を受ける前にすること

ABLによる融資を受ける前には、まず、貸し手に相談し、ABLの説明を受けましょう。申込みのあとは資産や資産の評価を受けて融資契約を結び、登記を行います。

以下は、ABLによる融資が実行されるまでの流れです。

① ABLの利用について貸し手に相談する
② 貸し手からABLの説明を受ける
③ ABLの利用について判断する
④ ABLによる融資を申し込み、貸し手の審査を受ける
⑤ 担保にする資産の評価を受ける
⑥ 貸し手と融資契約を結ぶ
⑦ 担保にする資産の登記を行う
⑧ 融資が実行される

 

資産の評価」とは、ABLの利用にあたり、在庫や売掛金等の資産について、担保としてどの程度の価値があるかを調査することです。

「資産の登記」とは、ABLによる融資を受けることが正式に決まった際、在庫や売掛金等の資産が担保になることを第三者に主張するために行う手続きです。

 

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